Our Concept

"コンピュータソフトウェアを使うのはニンゲンである。"
良いWebソフトウェアは、どんなに優れたデザインや機能を持っていても、それを利用する人が理解しやすく使いやすいものであることが前提だと考えています。

私たちの専門はソフトウェアの中でもWebが中心となりますが、お客様とその先にいるユーザーの双方が満足して利用していただける製品を開発するために、強く意識しているポイントがあります。

対話式の開発スキーム

Webソフトウェアの仕様や要件と完成品では、イメージと大きく異なってしまうことがしばしば起こります。これは、設計段階では「機能」「デザイン」などをベースに組み立てるものの、実際に利用する際には人間の目線や行動フローなどの「アクション」が要素として加わることが大きな理由です。

TK&Fでは、Interaction on Preview（デモ対話式）開発を実行しており、開発の早い段階で実際の製品と同じように動作するプレビューを用意しております。

機能やデザインの細部にわたる変更や修正までを、書面ではなくお客様の手元で確認していただくことで、よりユーザーが求めるものに近い形を対話的に作り上げていく思想を取り入れいています。

コンテンツの配信スピード

The average time it takes to fully load a mobile landing page is 22 seconds, according to a new analysis.1 Yet 53% of visits are abandoned if a mobile site takes longer than three seconds to load.2 That's a big problem.
（新しい分析によると、モバイルランディングページを完全に読み込むのにかかる平均時間は22秒です。そして、モバイルサイトの読み込みに3秒以上かかる場合、訪問したユーザーの53％が離脱します。それは大きな問題です。）

-- 引用元 Find Out How You Stack Up to New Industry Benchmarks for Mobile Page Speed

これは2017年および2018年のGoogle社による調査で報告された内容を元にしております。 詳しくは、あるWebサイトのページの読み込みに1秒かかるケースと比較して、ページの表示に3秒かかるとユーザーがそのサイトから離脱する比率がおおよそ32%増加、そして6秒かかるとなんとおおよそ106%増加するとのことです。
飽くまで一例に過ぎませんが、これはWebのみならず、ソフトウェア全般において読み込み時間がユーザーへ与えるストレスは、私たちの意識している以上に大きくなっているようです。

近年ではこれを解決するための多くの取り組みが行われております。中でも私たちが力を入れているのは「CDN（コンテンツ配信ネットワーク）」の利用です。

GoogleやAmazonなどの世界にサーバを持っている大きな企業が、そのサーバを利用して私たちの配信するWebコンテンツなどのデータをユーザーの住む地域の近くに保存しておくことで、ユーザーへ届ける速度を劇的に向上させる仕組みです。
TK&Fでは開発したほとんどのWebサイト・WebアプリケーションでこのCDNを利用しています。如何にしてストレスフリーなWeb体験を提供できるかを追求した取り組みの一つです。

Webアクセシビリティ

お客様のサービスを受けるユーザーは、必ずしも私たちと同じ環境とは限りません。視覚的、物理的にお客様のソフトウェアにアクセスできない状況を少なくするために、Webアクセシビリティの対応と網羅は必須要件であると捉えています。
今日のブラウザやOSには、身体的にハンデを抱える方でもすべてのコンテンツにアクセス出来る仕組みは標準で搭載されています。しかしながら、WebサイトやWebアプリケーションにおいては、これらのアクセシビリティへの対応が未だ不十分は製品もたくさん存在しています。

一人でも多くのユーザーにコンテンツをお届けするために、アクセシビリティへの配慮と対応はTK&Fの開発するソフトウェアでは標準要件と認識し、その向上にも努めています。